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GAME PREVIEW② vs. 浜松・東三河フェニックス

HAMAMATSU HIGASHIMIKAWA PHOENIX [WESTERN CONFERENCE]
浜松東三河フェニックスは前節奈良戦で1勝1敗であった。
両日とも僅差の接戦であり、前節の反省を元にホームゲームは不死鳥を飛躍させるような戦いで臨んでくるであろう。
ゲームとしてはロースコアの展開であるが、#0ディクソンのトップからのアタック、#8太田、#44テイトのポストアップは手ごわく、個人技の高い選手が揃っている。
 
浜松得意のポストアップシリーズを見ると、
1つ目はトランジッションはビッグマンがゴール下にスプリントし、アウトレットを受け取ったPGがウイングのガードにボールを飛ばす。
ウイングにボールが入るとPGはそのまま、逆のコーナーに切れるガードからビッグマンにボールが入らないとウイングのガードからトップのフォーワード、そこから逆のウイングのガードへボールがスイングされる。
ボールのアングルが変わると再びビッグマンがボールサイドのブロックに移動し、ポストアップを再び狙う。
 
2つ目は、ハーフコートオフェンスでPGトップ、ビッグマンとフォワードが両ブロック、ガードが両コーナーに立つ深い位置からスタートする。
PGが右側にドリブルダウンすると、右のコーナーのガードはフリースローラインへ移動し、バスケットの下にカットする。
同時に左のコーナーのガードがウイングに上がり、PGがパスをする。
PGはビッグマンとフォワードのブロックの下を通り左のウイングに上がる。
同時にゴール下のガードは右のコーナーへ移動する。
ボールを持っているガードは右にドリブルダウンし、PGとガードのカットを見ながら、空いたスペースのビッグマンへボールを入れ、ポストアップの1対1が始まる。
 
最後にベースラインのアウトオブバウンズはガードがボールを持つ前に、ボール側のフリースローレーンにPG、ビッグマン、ガードの順に並び、フリースローのトップにフォワードが立つ。
ボールが入ると、ビッグマンは逆のブロックへ、ガードはボールサイドのコーナーへ移動する。
同時にPGはフリースローライン上のフォワードへスクリーンを掛け、フォワードがポストアップすると、ボールを入れる。
以上が浜松のポストを狙うオフェンスの一例である。
 

試合のみどころ

浜松は非常にビッグマン/フォワードとガードとのスペースが良く取れるチームである。
 
ボールも良く動き、オープンショットを作るのが得意である。
大阪としてはトランジッションではPGからボールが飛んでいくので、まずはPGを掴まえ、ボールサイド側へのパスがある事を頭に入れたい。
また、ガードはトランジッションで走るが、まずはウイングでボールをもらい落ち着かせたいと思われるため、ウイングでのボールが容易に入らないようディナイで防ぎたい。
ポストもウイングから流れるようにパスが無いらないよう、パスのアングルを切る形でディフェンスをし、ポストに入らない場合のスイングがあるので、トップにボールが戻る事が出来なければ、浜松のオフェンスをボールサイドで詰らせる事が出来る。
 
ハーフコートでは、ガードのカットは大きく、まずは3Pのオープンでのショットを防ぐ事を考えたいが、ポストアップが一番脅威であるため、ポストアップをさせないよう防ぎたい。
ボールがスイングされ、アングルが変わるが、ビッグマンのディフェンスはボールの位置に合わせて正確なポジションを取り、出来る限りブロックから高い位置か、ショートコーナーでボールを持たせるディフェンスで防ぎたい。
ベースラインのアウトオブバウンズはまずは、ビッグマンへのパスが狙われている。
フォワードは必ずウィークサイドにカットするため、スクリーンを掛けるガードを2人でゴール下を守り、ビッグマンのディフェンスはガードからのスクリーンに対してボール側を守って出来る限り外に押し出して確率の低いポジションでプレーさせたい。
 
12月のカードは上位チームとのカードが続き正に、今期の明暗を分ける合戦になるであろう。
その意味でも、浜松とは今月4試合の対戦があり、レギュラーシーズン初顔合わせの今節は、大阪にとって優位に進められるか否かの分かれ道である。

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