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GAME PREVIEW vs. 滋賀レイクスターズ


OSAKA EVESSA [WESTERN CONFERENCE]
 前節の大阪エヴェッサは埼玉戦で連勝を重ねた。この連勝で開幕6連勝と留まる事のない勢いで開幕月を全勝で終えた。開幕6連勝は球団創設9年目にして新記録であり伝説再来の戦闘ラッパをウエスタンカンファレンスに鳴り響かせた。勝利の要因として、オフェンスでは平均得点が86.5点、ディフェンスでは平均失点74.5点と、依然爆発力のあるオフェンスと固いディフェンスが1試合平均+12.0点の得失点差に表れている。今期の大阪エヴェッサのチームエナジーを表すバロメーターとして、ダンク数が1試合平均4.8本と観衆を総立ちにさせる強烈な武器を持っている。これはガロウェイのプッシュが巧みかつ、フルスピードでゴールへアタックしてくる事から始まる。相手チームは大阪で最も多い平均得点19.2点のスコアラーを抑える事を第一に守ると、2人から3人のディフェンスがガロウェイを見ながらゴールに戻らなければならない。ミドルラインをガロウェイがプッシュしている中、空いた左右のレーンを身体能力の高いアンドリュースやケイパースがガロウェイを追い抜くスピードで埋める。このスプリントで平面だけではなく縦の3次元のギャップができる。その空間に時間を止めるかの如くループパスをガロウェイが空中に放る。するとウイングから飛んできたアンドリュースもしくはケイパースが空中でボールを掴んで一瞬時が止まったかに見えた後、ゴールを折るかの如くボールをリングに叩き込む。バスケットの最も興奮する醍醐味の瞬間をこの3人が作り出す。今このガロウェイのプッシュからファーストブレイクを止めるのはリーグ内の他のどのチームにとって至難の業であろう。
 前節のトピックスとしては、スターター5が固定された形となり、チームの骨組みが出来上がりつつある。特に澤岻は開幕当初は試合欠場があったが前節はプラン通り出場したように見えた。FGではまだまだ本調子ではないものの、アシストが平均3.0と自身の良さはしっかりと表した。また石橋は、ガロウェイ、澤岻がなかなかリズムの作れない展開の中ベンチから出場すると3Pでオフェンスの苦しい時間を助けた。加えてディフェンスではスティールから大阪得意のファーストブレイクを呼び込むお膳立てをするなど、苦しいところを乗り越えるベテランの味を強く出した。最後にアンドリュースは大阪オフェンスの起爆剤でありダンク平均2.0はリーグランクで他を寄せ付けず1位である。平均出場時間20分である事から、10分に1ダンクというパワーは圧巻である。アンドリュースが一端空中に飛び立つとダンクのタイミングであり、雨を降らすかの如く叩き込む。相手チームはボード下で雨宿りするしかないほど、為す術はない。大阪のショータイムはアンドリュースが走り出すところから始まる。

SHIGA LAKESTARS [WESTERN CONFERENCE]
 前節埼玉のオフェンスではハーフコートでタレントに1対1をさせる事を第一に組み立ててくるチームであった。対して今節の滋賀はオフェンスではトランジッションオフェンスを得意とし、ディフェンスではチームディフェンスが徹底されている。勝敗では開幕連勝した後2勝2敗の結果4勝2敗でウエスタンカンファレンス4位である。特にディフェンスでは平均失点が73.0点とディフェンスチームであり、ハーフコートディフェンスではベースラインドライブさせるようにシフトされている。ウイングやブロックでボールを持った選手が現れるとミドルラインのゴール下にヘルプが必ず現れ、ベースラインドライブを待ち構える。一旦オフェンスが、ベースラインドライブを始めると蜘蛛の巣のに掛ったの如く、ブロックでオフェンスのドライブを止めターンオーバーを誘うかタフショットをさせる。
 オフェンスでは、大きく3パターンあり、1つ目はトランジッションでアウトレットをもらった選手がそのままプッシュしてレイアップを狙う。プッシュしてアタックする際はコート左右どちらかのプロレーンをプッシュする。プッシュしてそのままダイレクトにアタックするか、インサイドアウト、クロスオーバーを使ってゴールまでえぐってくる。この際はビッグマンはボールと逆のエルボーかブロックに行く。シューターがボールプッシュ側のコーナー、フォワードがプロレーンとトップの交差するるスポット、ガードがプッシュと逆のウイングにいる。スペースが十分に取られており、アウトレットをもらった選手に果敢にアタックさせる。これは#0フィールズが最も得意であり、#20ブラウン、#23横江、ときおり♯19ゴメスも行う。
 2つ目はハーフコートで両ビッグマンとガードがそれぞれのサイドのブロックに並び、ガードがスイングしてウイングに上がるフロッピーからパンチのプレーでポストヒットを狙ってくる。これは、#14コルウェルまたは、#19ゴメスにスコアをさせる事が狙ったプレーである。
 最後はChinセットで両ガードがプロレーンの延長線上に立ち、ビッグマンがハイポストで待つ。残りの2選手はコーナーで待つ中、PGからガードにトップを跨ぐパスが入るとPGはビッグマンのスクリーンを使ってゴールへカットする。ビッグマンはトップにポップし、ガードからボールをもらうと、パスをしたガードにPGがRIPスクリーンを掛けてギャップを狙う。ここでビッグマンからゴール下へボールが入らないなら、コーナーの選手がウイングに上がり、ビッグマンからパスをもらって、ビッグマンとウイングでPick&Rollが始まる。今シーズンの滋賀はオフェンス、ディフェンス共に非常にベイシックなプレーであるが、意思統一が徹底され完成度は高い。


試合のみどころ

 昨シーズンの滋賀はシャッフルオフェンスをベースにオフェンスを組み立てたが、今シーズンはトランジッションを第一に攻めてくる。プッシュしてくるガードはオールラウンドにショットを決める能力がある為、大阪はまずはトランジッションディフェンスに焦点を当てて守りたい。滋賀は、アウトレットプッシュ以外の選手はスペースを取りながら、ガードに合わせて動く。ボールサイドはゴールへカットし、ウイークサイドはエルボーでダウン、フレアスクリーンをかける。大阪のディフェンスは、まず5人がペイントに戻る事を徹底しなければならない。走り負けた時点で、滋賀に優位な時間帯を与えるだろう。その中で、滋賀のシューター♯24仲摩、試投数は少ないが♯19ゴメス、ゲームの時間帯に寄っては#20ブラウンにイージー3Pを与えないよう守らなければならない。一端FBを止める事ができれば、大阪の時間帯を作る事は出来るであろう。
 次にハーフコートであるが、フロッピーのプレーは大阪としてはスニード以外は全員スイッチする事が可能と考えられる。スイングに対してスイッチしてディナイを強化してPGにボールをキープさせ、パスは高い位置で渡すようにしたい。その後はほぼポストへのパスを考えている為、ボールの入る前にトップもしくはウイングからポストのパスラインに上から寄ってパスを入れさせないようにしたい。パスが入った後はディグをして、ボールをウイングかトップに返し、容易な1対1ができないようにさせたい。
 最後にChin セットでは、ガード同士のパスをディナイし、ビッグマンのポップアウトもディナイしてパスを容易に回さないようにしたい。このプレーの終着点はウイングのPick&Rollがスタートするので、ガードのパススキルを考えると動きを止めるためにショウアップして高い位置にボールを返す対応でゴールに遠い位置からショットさせたい。
 滋賀の強みは、オフェンスというよりは低い平均失点のディフェンスであり、これの弱点はミドルドライブである。前節の対戦相手沖縄のペイントショットの多くはミドルドライブをされた後のレイアップであった。ベースラインドライブへの対応は徹底されているが、一端ミドルにドライブされると対応策が見えてがたく、イージーショットされるか、ファウルで止めている。このギャップにアタックできる戦術で滋賀を苦しめたい。




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