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GAME PREVIEW vs. 大分ヒートデビルズ

OSAKA EVESSA [WESTERN CONFERENCE]

 2013-2014シーズン大阪エヴェッサは開幕節を連勝スタートで切る事ができた。プレシーズンマッチは1勝2敗とプレーの形は整いながら結果が結びついていない不安視を一掃した。この2試合でオフェンスでは平均得点が91.5点であった。90点を超えるオフェンスは開幕戦を飾る『大入り』であり、かつての大阪を髣髴させる結果であった。開幕節の特筆事項としてファーストブレイク、ハーフコート合わせてダンクショットが合計12本飛出した。1試合平均が6本と空中戦を制し、新しい大阪の飛び道具を見せつけるショータイムは圧巻であった。ディフェンスでは平均失点が78点と得失点差で見ると+13.5点であり、オフェンス、ディフェンスともに好成績であった。ディフェンスの好調な要因として1戦目ではマンツーマンで耐え抜き、2戦目では2-3ゾーンディフェンスを秘策として出すことで、バリエーションの広さが光り、結果に伴った。

 オフェンスでの個人活躍に目を移すと、ゴール下の覇者スニードは2試合平均が20.0点に加えてFGは70%とゴール下でのサイズを活かした高確率のショットに加え、ショートコーナーでのジャンプショットも器用に決める事で相手ディフェンスを翻弄した。日本人選手で一番星として光ったのは菅原であり、平均得点14.5点であった。目を見張る活躍としては3Pを2試合平均44.4%で決め、試合を決めるショットを射止めるなど勝負強さの成長を遂げた。また3Pでは、仲村が38.5%でショットを決めており、菅原、仲村の両長距離砲で合計11本(チーム合計19.5本)ショットを放ち、4.5本(チーム合計7.5本)決め、この2人でチームの3P確率の38.5%を牽引している。ベンチ層としては、ケイパースは出場時間が25.5分で14.5点をあげている。PGのポジションながらFGが65%と非常に高確率にショットを決め、2戦目の前半終了のブーザービーターを決めるなど、得点の入らない苦しい時間帯を作らず、優位にゲームを進める事に貢献した。
 最後に相手チームの最も恐れる男は大阪のエース、ガロウェイであり平均得点12.5点、平均リバウンド9.5本、平均アシスト9.5本とほぼトリプルダブルの活躍でチームの勝利に貢献した。ミスタートリプルダブル(昨年は浜松東三河で4回達成)は今期もチームの司令塔としてオフェンスの中心となっている。しかしながら、若きエースは全てにおいて順風満帆というわけではなく、ターンオーバーが平均6.5本と改善と成長の余地は十分に残っている。今節はガロウェイの成長がチームの成長とイコールといっても過言ではない。


OITA HEATDEVILS [WESTERN CONFERENCE]

 大分のオフェンスはチームオフェンスをモットーとしており、個人技で打破するというよりはチームプレーで組み立ててくる。ファーストブレイクを果敢に狙ってくるというよりは、ペースを落としてハーフコートで攻めてくる事を意図しているように見受けられる。ファーストブレイクを狙えるシチュエーションであっても、ボールライン上にディフェンスが返ってきている状況であれば、強引にアタックするというよりは一旦ボールを止めてハーフコートセットを行っている。

 ハーフコートオフェンスではホーンズセットからダブルスタッガースクリーンでトップに上がる選手をオープンにするRubアクションの形が多い。特に清水(3P:20%)、大城は(3P:28.6%)この4試合では3Pの結果が本調子ではないが、リーグでもトップクラスのシューターにフリーで撃たせるように作られている。この形に入るには、まずPGがドリブルダウンしてウイングまで下りるか、PGがドリブルダウンした反対のエルボーの選手がトップにポップアウトしてボールをトップから受け取ると逆のウイングにスイングしてプレーがスタートする。Rubアクションに入らない場合は、エルボーの選手にパスを入れボールサイドのコーナーからガードが上がってきてハンズオフすると、エルボーの選手はからゴール下にダイブする。トップでボールを持つガードに逆のエルボーからビッグマンが上がってきてガードと高い位置でピック&ロールを行う。
 次に多く見られるのが、コーナーのガードがブロックのビッグマンとフレックスカットしてローポストでのビッグマンにボールを入れて1対1を仕掛けてくる。加えて4人が3Pラインの外に出て、シンプルにビッグマンにボールを入れて1対1を狙う形も得意とする。最後に、両エルボーに選手を立て、ウイングとコーナーのガードが同時に動きだし、ウイングの選手がエルボーの2人のスクリーンを利用してサイドをスイッチするループアクションを行う。PGがウイングのガードにボールを入れてエルボーの選手がスクリナーとなり、ピック&ロールを行う事も得点の欲しい場面で出してくる。この3つの形が主であるが、オプションを含めると20近いパターンの多彩な戦術で攻めるスタイルが大分のオフェンスである。


試合のみどころ

大分は開幕節の沖縄戦では連敗したが、前節奈良戦では連勝し調子は上向きである。また、勝率が5割ラインであり6試合を終える今節に勝ち越す事とホーム初勝利を目指す気持ちを前面にホームで大阪を待ち構えているであろう。前述の大分オフェンスの止め所としては、4番ポジションの選手にボールを持たせないようにディナイする事がポイントとして挙げられる。このポジションの選手は第1Q、第3Qでは清水が第3Q、第4Qでは外国籍選手が担う。大分のオフェンスは、一つのパスが繋がらないとボールが止まり意図するショットができていないように見えるため、プレーの入りのパスを止める事を第一に考えたい。これは、Rubアクションもさることながら、4人が外に出てローポストのビッグマンにパスを入れるプレーでもフレックスカットからプレーがスタートする時も同様である。ボールをスイングして、アングルを変える事でパスを入れ易くする事が意図されていると予想されるため、まずここを最初に止めたい。

 また、Rubアクションに入った際はチェイスし、トップやエルボーでのフリーのキャッチアンドショットは避けたい。ダブルスタッガーのトップサイドのディフェンスとチェイスするディフェンスにミスマッチが無いなら、トップのポジションでスイッチするというのも一つの手として考えられる。フレックスカットに対しては、ガードにミドルカットさせて大きく膨らませてカットさせることで、ペイント内を密集した状態にして、パスを容易に入れる事を防ぎたい。最後に、ループアクションのプレーがスタートする際にはウイングからウイングへチェイスし、できるだけボールを持つ位置を上げたい。ウイングのピック&ロールはショウアップしてボールをより高い位置に上げて、再度プレーセットさせるか、前節の大分はスリップスクリーンも見られたので、Blueで守る事も効果的かと思われる。

 大分は、清水、大塚が数字上不調に見えるが、ゲームごとに上向いており、数字だけの判断は時期尚早である。マッチアップするであろう、菅原、仲村、石橋、澤岻にはシャットアウトの活躍に期待したい。また、注目のマッチアップとしては大分ジョーンズ3世と大阪ガロウェイのPG対決である。この両者のマッチアップ抜き出た側が勝利に近づくであろう。大阪の一番のアドバンテージはスニード、アンドリュースの両ビッグマンであり、ゴール下を制して大分にペイントでの隙を与えない活躍に期待したい。


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