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GAME PREVIEW vs. 大分ヒートデビルズ

OSAKA EVESSA [7th in WESTERN CONFERENCE]
前節、イースタンカンファレンス6位の秋田ノーザンハピネッツ(4月12日現在は5位)と対戦した大阪エヴェッサ。互いにプレイオフ進出争いの真っ只中で、負けられない試合だったが、秋田は外国籍選手を2人怪我で欠いた状態だった。大阪優位の予想通り、第1試合は35点差をつけて大阪が圧勝したものの、試合途中にNo.1 リッカートが右足を負傷、第2試合欠場を余儀なくされた。迎えた第2試合序盤、秋田が猛攻を仕掛け、開始4分で大阪が4点しか得点できないのに対し、13点を奪った。第3Q終了には逆転し、このまま大阪が勝利を掴むかと思われたが、秋田のルーキー・No.0 富樫が立ちはだかり、大阪は痛い1敗を喫してしまった。
そして、迎えた今節、今シーズンこのシリーズ3勝1敗の相手、大分ヒートデビルズとの対戦。カートライトヘッドコーチも、「このチームは以前戦った時よりも断然に良くなっている。前節戦った秋田より強いのでは」と警戒を強めている。
今節の注目選手は、No.45 ネイサン・ウォークアップ。今節はインサイドの要、No.1 リック・リッカートの欠場が予想され、インサイドでのウォークアップの出来が重要となる。対戦するであろうNo.10 アンドレ・コインブラ(205cm、101kg)、No.33 トーマス・グラナド(208cm、115kg)、No.43 ピー・ジェイ・アラウォーヤ(203cm、98kg)ら全員がウォークアップを体格で上回っており、パワー勝負では少々分が悪い。しかし、類まれな身体能力を持ち、持ち前のスピードで圧倒できれば、インサイドの穴を埋めることは可能なはずだ。更には上記3人には無い、アウトサイドのシュートも得意としており、オフェンスの多彩さでは優位となるだろう。ウォークアップの奮起に期待がかかる。
もう1人、No.6 竹田の存在も忘れてはならない。試投数は少ないものの、ここ6試合で42.9%と最近鳴りを潜めていた3Pシュートが、再び目覚め始めている。大阪としてはここぞという時の竹田の3Pシュートで、常に試合の主導権を握りたいところだ。また、その豊富な運動量で相手シューターに時間を与えないよう常にプレッシャーをかけてもらいたい。
前節で連勝がストップしてしまった大阪。対戦成績では分の良い大分戦で連勝し、再度連勝街道を走りたい。


OITA HEATDEVILS [8th in WESTERN CONFERENCE]
前回、神戸市立中央体育館での対戦では2連敗を喫した大分ヒートデビルズ。その後も連敗が続き、大阪エヴェッサ戦から10戦で2勝8敗と厳しい戦いが続いていた。しかし、3月17日ホームでの仙台89ERS戦に勝利して以降7連勝と、好調をキープしている。
その要因の1つが、No.7 梅宮のオフェンスの好調さではないだろうか。元々ディフェンスの良い選手ということは前回のプレビューでも記したが、ここ6試合に限っては、オフェンス力が格段に向上している。平均出場時間が12分伸びたこともあるが、シュート試投数、シュートの成功率がそれぞれ上がっている。3Pシュートは平均試投数が6.3本に対し成功本数2.8本で成功率は44.7%、2Pシュートにしても平均試投数11.5本に対し成功本数6.2本で成功率は53.6%を記録し、それぞれシーズン平均の40.2%、43.9%から上昇しており、結果として平均得点もシーズン平均の7.2点から16.0点と大幅に伸ばす結果となった。予想マッチアップとしてはNo.11 川辺、No.6 竹田。川辺の巧い間合いどりと竹田の運動量に対し、これまで通り得点を重ねられるかがカギとなる。
上記の梅宮を筆頭に、No.11 清水とNo.12 ジョーンズ3世共に3Pシュートの成功率30%を超えており、彼らのアウトサイドシュートの出来如何により、試合の展開は大きく変わるだろう。
そして、No.33 トーマス・グラナドにも注目したい。派手さはないが自分の役割をきっちりとこなすパワーフォワードで、ゴール下での得点や速攻にも参加するなどオフェンスでも貢献しているが、群馬クレインサンダーズ時代はあまり多くなかったアシスト(22試合で8アシスト)が、大分に来てからの24試合で35アシストと大幅に増えている。ポストプレーから相手ディフェンダーを引き付け、巧くスペースを味方に与えるとともに、いいタイミングでパスを出し、味方のシュートを演出している。予想マッチアップはNo.15 ベル。ベルの敏捷性と手足の長さはグラナドにとっては厄介だが、それをカバーできるパワーでインサイドを押し切ることができるかがポイントとなる。
このカードのシーズン通算成績は1勝3敗と負け越しているだけに、今節は何としても勝利をおさめたいところだ。

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