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GAME PREVIEW @ライジング福岡
OSAKA EVESSA [9th in WESTERN CONFERENCE]
前節ホームの埼玉ブロンコス戦を1勝1敗で終えた大阪エヴェッサ。勝利した第2戦も第4Q終盤に逆転され、辛うじて延長戦へと持ち込むなど内容的にはカートライトヘッドコーチも納得のいくものではなかった。ただ、「埼玉が反撃に出て、逆転された時でも、我々はこのゲーム通してハードにプレイできたことが結果につながった。昨日の悔しい敗戦を受けてもね」と選手たちを労った。チームとして課題の「終盤に競る力」、これが今節でも課題になってくるだろう。
その課題を克服する一つの答えとして、ステップアップした選手がNo.9 綿貫 瞬だろう。試合残り時間1分、4点ビハインドのチームを救った綿貫の2本のフィールドゴール。更に突入した延長戦でも3連続フィールドゴールを成功させるなど、鬼気迫る活躍で再逆転勝利を演出した。2/9の大分ヒートデビルズ戦以降、特に攻撃参加姿勢が顕著に現れており、2P成功率は53.7%(シーズン平均46.7%)と好調で、フリースローも大分戦まで19本(28試合消化時点)だったのが、以降は8試合で18本(成功率83.3%)と大幅に増えている。怪我で戦線離脱しているNo.4 小淵の穴を埋めるだけでなく、オフェンスでもチームの原動力となりつつある。
もう1人、キャプテンNo.7 今野も復調の兆しが見えてきた。こちらも大分戦以降の試合で、試投数は少ないものの3Pの成功率は53.8%(シーズン平均34.6%)と調子を上げてきており、前節・埼玉戦の第2戦目の延長戦でコーナーから決めた3Pではガッツポーズが出るなど確かな手ごたえを感じている。フリースローもこの試合だけで10本獲得し、大分戦以降は1試合で2.75本(大分戦前は1.6本)と持ち味のスピードを活かしたペイントへのアタックも出るようになってきている証しだろう。
大阪・今野、綿貫と福岡・仲西、竹野らスピード溢れるガード陣のマッチアップは、トランジションからの速攻で互いにチームに勢いを与えるため一歩も引かない真っ向勝負が期待される。
また、No.45 ウォークアップと福岡・No.22 ペッパーズとのマッチアップも重要なカギを握る。オフェンスでペッパーズの動きを封じることで福岡の得点源を潰すことも重要だが、反対にその爆発的な突破力を活かして、ペッパーズをファウルトラブルに巻き込みたい。
今シーズン、4連敗を喫している大阪としては、3度目の対戦となる今節は是が非でも一矢報いたいところ。そして、プレイオフ進出へ勢いをつけたい。
RIZING FUKUOKA [3rd in WESTERN CONFERENCE]
現在7連勝と勢いに乗るライジング福岡は、今節の大阪エヴェッサとの対戦は今シーズン既に4回を数え、そして4連勝と福岡にとっては相性のいい相手である。前回の対戦では外国籍選手3人だったが、12月8日の琉球ゴールデンキングス戦よりNo.9 ジョンソンが加入しており、これまで3Pの成功率が38.5%とチームトップの成功率を誇る。
福岡としてはまず、No.1 仲西とNo.8 竹野の両ガードがトランジションからスピードを活かした速攻で先行し、果敢にバスケットを狙いにいきたい。また、仲西はハーフコートでも果敢にドライブからバスケットを狙いにいき、常にゴールを意識したプレーを魅せる。そのことはフリースローの多さからも伺える。対して、竹野は攻撃の起点となる動きを得意とし、ドライブと見せかけてディフェンダーが詰めてきたところをインサイドのNo.2 ウォーレン、No.4 アシュビーらにラストパスを繰り出し、アシストで演出。両ガードの持ち味が発揮されれば、いつも通りの超攻撃型福岡オフェンスにリズムを与えるだろう。
また、今節で一番注意したいのは上述したウォーレンではないだろうか。前回のプレビューでも記したが、ウォーレンとアシュビーがローポストとハイポストで巧くスイッチし、相手ディフェンダーを引き付けて空いたスペースに走りこんできた選手にラストパスを出す器用さもさることながら、現在、試投数(131本)、成功率(36.6%)共にチーム2位の3Pは脅威だ。前節の群馬戦では両試合とも0%に終わったが、その前6試合では44%(25本中11本)とシーズン平均を大幅に上回っている。更には204cm、104㎏に似つかわしくない機動力やチームトップのリバウンドを誇るなどオールマイティーさを発揮。インサイドでもアウトサイドでも厄介な選手であり、大阪としては守りにくい選手になるだろう。
2位の島根スサノオマジックとは直接対決で3位に甘んじているが、その先の琉球ゴールデンキングスとのゲーム差も3と射程圏内にあるだけに落とせないホームゲームである。
前節ホームの埼玉ブロンコス戦を1勝1敗で終えた大阪エヴェッサ。勝利した第2戦も第4Q終盤に逆転され、辛うじて延長戦へと持ち込むなど内容的にはカートライトヘッドコーチも納得のいくものではなかった。ただ、「埼玉が反撃に出て、逆転された時でも、我々はこのゲーム通してハードにプレイできたことが結果につながった。昨日の悔しい敗戦を受けてもね」と選手たちを労った。チームとして課題の「終盤に競る力」、これが今節でも課題になってくるだろう。
その課題を克服する一つの答えとして、ステップアップした選手がNo.9 綿貫 瞬だろう。試合残り時間1分、4点ビハインドのチームを救った綿貫の2本のフィールドゴール。更に突入した延長戦でも3連続フィールドゴールを成功させるなど、鬼気迫る活躍で再逆転勝利を演出した。2/9の大分ヒートデビルズ戦以降、特に攻撃参加姿勢が顕著に現れており、2P成功率は53.7%(シーズン平均46.7%)と好調で、フリースローも大分戦まで19本(28試合消化時点)だったのが、以降は8試合で18本(成功率83.3%)と大幅に増えている。怪我で戦線離脱しているNo.4 小淵の穴を埋めるだけでなく、オフェンスでもチームの原動力となりつつある。
もう1人、キャプテンNo.7 今野も復調の兆しが見えてきた。こちらも大分戦以降の試合で、試投数は少ないものの3Pの成功率は53.8%(シーズン平均34.6%)と調子を上げてきており、前節・埼玉戦の第2戦目の延長戦でコーナーから決めた3Pではガッツポーズが出るなど確かな手ごたえを感じている。フリースローもこの試合だけで10本獲得し、大分戦以降は1試合で2.75本(大分戦前は1.6本)と持ち味のスピードを活かしたペイントへのアタックも出るようになってきている証しだろう。
大阪・今野、綿貫と福岡・仲西、竹野らスピード溢れるガード陣のマッチアップは、トランジションからの速攻で互いにチームに勢いを与えるため一歩も引かない真っ向勝負が期待される。
また、No.45 ウォークアップと福岡・No.22 ペッパーズとのマッチアップも重要なカギを握る。オフェンスでペッパーズの動きを封じることで福岡の得点源を潰すことも重要だが、反対にその爆発的な突破力を活かして、ペッパーズをファウルトラブルに巻き込みたい。
今シーズン、4連敗を喫している大阪としては、3度目の対戦となる今節は是が非でも一矢報いたいところ。そして、プレイオフ進出へ勢いをつけたい。
RIZING FUKUOKA [3rd in WESTERN CONFERENCE]
現在7連勝と勢いに乗るライジング福岡は、今節の大阪エヴェッサとの対戦は今シーズン既に4回を数え、そして4連勝と福岡にとっては相性のいい相手である。前回の対戦では外国籍選手3人だったが、12月8日の琉球ゴールデンキングス戦よりNo.9 ジョンソンが加入しており、これまで3Pの成功率が38.5%とチームトップの成功率を誇る。
福岡としてはまず、No.1 仲西とNo.8 竹野の両ガードがトランジションからスピードを活かした速攻で先行し、果敢にバスケットを狙いにいきたい。また、仲西はハーフコートでも果敢にドライブからバスケットを狙いにいき、常にゴールを意識したプレーを魅せる。そのことはフリースローの多さからも伺える。対して、竹野は攻撃の起点となる動きを得意とし、ドライブと見せかけてディフェンダーが詰めてきたところをインサイドのNo.2 ウォーレン、No.4 アシュビーらにラストパスを繰り出し、アシストで演出。両ガードの持ち味が発揮されれば、いつも通りの超攻撃型福岡オフェンスにリズムを与えるだろう。
また、今節で一番注意したいのは上述したウォーレンではないだろうか。前回のプレビューでも記したが、ウォーレンとアシュビーがローポストとハイポストで巧くスイッチし、相手ディフェンダーを引き付けて空いたスペースに走りこんできた選手にラストパスを出す器用さもさることながら、現在、試投数(131本)、成功率(36.6%)共にチーム2位の3Pは脅威だ。前節の群馬戦では両試合とも0%に終わったが、その前6試合では44%(25本中11本)とシーズン平均を大幅に上回っている。更には204cm、104㎏に似つかわしくない機動力やチームトップのリバウンドを誇るなどオールマイティーさを発揮。インサイドでもアウトサイドでも厄介な選手であり、大阪としては守りにくい選手になるだろう。
2位の島根スサノオマジックとは直接対決で3位に甘んじているが、その先の琉球ゴールデンキングスとのゲーム差も3と射程圏内にあるだけに落とせないホームゲームである。
REPORT | 2013年3月 7日 21:48
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