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【3月17日現在】
大阪は38試合を消化し24勝14敗でウエスタンカンファレンス首位、対する大分ヒートデビルズは38試合を消化して16勝22敗のウエスタンカンファレンス7位の成績である。大阪は平均得点79.9点（ウエスタンカンファレンス6位）、平均失点74.3点（ウエスタンカンファレンス1位）であり、マンツーマン、ゾーンディフェンスをスイッチしながら堅いディフェンスで相手チームのペイントへの攻撃を防ぎ、ポゼッションが変わるとファーストブレイクで得点を重ね勝利を狙う。大阪は中止前の前節アウェイの島根戦で2連勝を記録した。対する大分は、平均得点75.5点（ウエスタンカンファレンス8位）、平均失点77.5点（ウエスタンカンファレンス3位）である。
大分は中止前の前節アウェイで高松と対戦し1勝1敗の結果であった。大分はサイズの大きな選手を揃えゾーンディフェンスでペイントを守ると、ロースコアのゲームをするのが得意の展開である。大分のオフェンスは、元大阪ロティックの3Pやジャンプショットか、ロティックの出身大学での後輩であるフィンガーがポストプレイからペイントで得点する。また、佐藤博は3Pが45.1％と非常に成功率を誇る。大分はカンファレンスファイナル進出ラインの6位島根と1ゲーム差であり、ポストシーズン進出を狙って決死の戦いで挑んでくるであろう。また、ロティックは大阪での3連覇を牽引したPGであり、今シーズンのオールスターゲームでも最終第4クォーターに勝負を決めたショットは記憶に新しい。非常に勝負強さを持った脅威の選手を持つ大分との対戦である。

ここ最近4試合の成績は大阪が3勝1敗、大分は1勝3敗である。大阪は3連勝中であったが前節の2戦目に敗れ連勝がストップした。大分は、選手の台所状況が苦しい中、福岡との前節の対戦では2試合平均89.5点（シーズン平均：76.2点）と、予想外の爆発を見せた。2試合の結果をシーズンの結果と比較すると、ビッグマンが抜けたためリバウンド（38本：シーズン平均46本）、２Ｐ（21/45：シーズン平均23.6/53）のペイントでの優位さが消えてしまったが、３Ｐ（12/34：シーズン平均5.5/17.6）、アシスト（22.5：シーズン平均：16.5）、スティール（8：シーズン平均７）、ターンオーバー（10.5：シーズン平均12.5）と好成績を残した面も出た。これは、ガード選手の得意な巧みなプレーで好アシストから外郭のショットを決め、自らのミスを減らし、相手のミスを誘いだす形で攻撃を成功させた。得点力は見違える活躍であったが、平均失点が104点（シーズン平均78.9点）とディフェンスでの諸さから敗れてしまった。 大分のキーとなるのは元大阪ロティックであり、前節の平均得点は24.5点と大阪にとっては脅威である。また、佐藤公が平均が21.5点とチームでの役割を期待以上の活躍で答えている。 大阪としては、プレッシャーのかからない３Ｐをさせないように守り、リバウンドを掴んでペースを掴みたい。

PLAYERS TO WATCH
注目選手

ウェイン・マーシャル

Wayne Marshall

オフェンスでは大分の手薄なペイントへ高確率なポストプレーで得点を稼ぎたい。ディフェンスではリバウンドを取り、大分のセカンドチャンスを与えない活躍に期待したい。

今野翔太

Shota Konno

2011年年始のゲームで負傷したが、復帰後徐々に得意なドライブやファーストブレイクに貢献している。ディフェンスで大分のペースにさせないようＰＧにプレッシャーをかけて得意の３Ｐを打つ状況を作らせない活躍に期待したい。