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【ゲームプレビュー】2/12、13 vs. 新潟アルビレックスBB
大阪は30試合を消化し19勝11敗でウエスタンカンファレンス2位、対する新潟アルビレックスBBは28試合を消化して15勝13敗のイースタンカンファレンス4位の成績である。大阪は平均得点80.8点(ウエスタンカンファレンス5位)、平均失点75点(ウエスタンカンファレンス1位)であり、ゾーンディフェンスを中心にペイントを堅く守り、相手のターンオーバーを誘うとファーストブレイクからオフェンスのペースを掴み、得点を重ね勝利を狙う。大阪は前節アウェイの福岡戦で1勝1敗の結果で、故障者が出る中チーム一丸で連敗を脱出した。新潟は平均得点75.5点(イースタンカンファレンス6位)、平均失点73.1点(イースタンファレンス1位)である。新潟は前節ホームで10連勝中と未だ快進撃を続ける浜松・東三河に対して1勝1敗とし、シーズン3回目の土を付けた。新潟のオフェンスは、澤岻を中心に池田、ヴィ ーズリーが3Pを狙うか、アシュビーがローポストからのペイントアタック、ショートコーナーかエルボーからのジャンプショットを狙う。また、ファーストショットが落ちてもアンドリュースが果敢にオフェンスリバウンドを浚い高確率にプットバックを狙ってくる。
前節の福岡戦では1勝1敗で星を分けた。負け越した1月から調子を上げてきているものの、まだまだ本調子ではないがウエスト強豪の福岡をロースコアに両日とも抑え、大阪のゲーム展開で進めることはできた。福岡との第1戦は、第1Q大阪はマーシャル、ブラックレッジのコンビでペイントへアタックし攻撃のリズムを掴むと大阪が大きくリードして先制する。第2Qは福岡加納が走りゲームのペースを上げ反撃すると、パーカーが猛ラッシュで得点すると点差を引き戻し前半を終える。第4Qまでリードする大阪であったが、第4Q残り4分3秒に仲西の3Pで福岡が逆転するとヘンダーソンが連続得点して福岡が勝利を浚った。続く第2戦では、大阪はマーシャルのダンクでの先制を皮切りに積極的に攻撃をしかけるが、福岡も負けじとパーカー、マーリー、仲西の活躍で一進一退の攻防を展開する。両チームとも得点差が二桁に開かない接戦を繰り広げ、第3Qを終わって同点のまま最終Qに入る。最終Qは大阪ブラックレッジが開始から残り1分ま での9分間で13得点し、福岡をギブアップさせ最後はファウルゲームで大阪が勝利した。大阪は第1戦 にターンオーバーを26記録するシーズンでも最も苦いゲームをしたが、第2戦では新スターのブラックレッジが29得点の活躍で勝利した。
前節新潟は、不敗神話を作りイーストを独走する浜松・東三河をホームで迎え1勝1敗であった。第1戦では敗れはしたものの、オーバータイムまで持ち込むゲームを繰り広げ、浜松・東三河をあわや連敗目前まで追い込んだ。1月の新潟の成績は4勝2敗であり、浜松・東三河とのゲーム展開を考えるとイーストの上位を虎視眈々と狙っている。浜松・東三河のとの第1戦を振り返ると、第1Q浜松・東三河は、ディクソン、ラーカイの活躍でゲームの主導権を掴みリードすると前半リードする。第3Qまで一進一退の攻防を繰り返すが第4Qに新潟アシュビーの連続得点で反撃開始する。続けてアンドリュースのバスケットカウントで勢いが上がり残り1分に新潟が同点とすると、ゲームは延長戦へ。オーバータイム開始新潟は池田、アシュビーのショットで点差を5点に広げる。浜松・東三河は劣勢の中残り49秒でディクソンのバスケットカウントで逆転すると新潟のターンオーバーを誘い、ファウルゲームをものにして逃げ切った。続く第2戦は、両チーム共に一進一退の攻防が開始から第3Qまで続く。しかし、昨日とは異なり新潟が大量リードとまで はいかないが、終始リードする展開で最終Qに入る。劣勢の浜松・東三河であったが、パーマーの3Pで残り8分28秒に追いつくと、逆転に成功し浜松・東三河がリードする展開に変わる。追いかける新潟は残り2分49秒に新加入(元大阪)のダヴィッツのダンクで逆転すると、一転して両者のリードが移り変わるシーソーゲームとなる。最後新潟は残り16秒でダヴィッツがファウルを誘うとフリースローを決め新潟が勝利した。
現在までのところ、大阪はウエスタンカンファレンスでランク1位の平均失点、新潟もイースタンファレンス1の平均失点東西ナンバーワンであるディフェンスチームの激突となる。大阪の勝利の鍵はいかにオフェンスが新潟の硬いディフェンスを破るかが勝敗を分けると思われる。大阪の得点として、新潟のビックチームに対して、ペイントで高確率に得点できるかが第一の鍵となる。身体能力の高いブラックレッジのドライブとビッグマンのマーシャルがポストプレーでアタックしたい。また、ナイト、田村のファーストブレイクで効果的に得点できるかどうかも大きく影響するであろう。また、ペイントを堅く守る展開を新潟がしてきた場合には、高田、勝又のジャンプショット、3Pがチームの苦しい状況を救うだろう。 新潟のオフェンスは、まずドライブに合わせた攻撃で澤岻(3P:34.1%)、池田(3P:38.5%)、ヴィーズリー(3P:40%)の3枚看板が3P砲を降らせる。次に、アシュビーは強靭な身体でブロックからのポストプレーかショートコーナー、エルボーから効果的にジャンプショットを決める。そして、チームのリバウンド平均本数は大阪(大阪49.1本に対して新潟44.6本)が上回っているが、アンドリュースは平均12本のリバウンドを取っており、オフェンスリバウンドでは平均4.3本掴んでいる事は要注意である。加えて、アンドリュースはオフェンスリバウンドからプットバックを含めて2Pが66.1%とペイントでの強さはアシュビーと合わせて新潟の2枚看板である。最後に新加入の元大阪ダヴィッツは浜松戦では、平均20点を叩き出すなど侮れない。 新潟の1月からのゲームを振り返ると勝ゲームでの平均失点は72.5点、負けゲームでは78点の結果である。大阪のチームオフェンスとしてはターンオーバーを1Qごと2回までゲーム合計一桁に抑え、ファーストブレイクからリズムを掴み1Qごとに20得点を上げたい。新潟の苦手な80点を超えるゲーム展開で勝利を目指したい。
PLAYERS TO WATCH
注目選手
Michael KATSUHISA
前節より選手登録され、ブランクを感じさせない活躍でチームの苦しい時間を助けた。今節では前節の平均ターンオーバー21.5回を修正するオフェンスでミスのないゲームメイクに期待したい。William Knight
オフェンス面では3Pショットとファーストブレイクを作り出すボールのプッシュから高確率にショットを決めたい。ディフェンス面では、新潟の3Pショットが落ちたロングリバウンドを掴む活躍に期待したい。REPORT | 2011年2月10日 08:00
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