大阪エヴェッサ オフィシャルWEBサイト

両チーム12試合を消化し大阪はウエスタンカンファレンス2位、大分はウエスタンカンファレンス6位の位置につけている。大阪は平均得点80.0点（ウエスタンカンファレンス5位）、平均失点71.8点（ウエスタンカンファレンス1位）であり、相手チームの得点を抑え勝利を狙う。しかし、大阪は今シーズンのアウェイゲーム成績は1勝3敗であり、これまでの流れを払拭する戦いをしていきたい。対する大分は、平均得点73.4点（ウエスタンカンファレンス9位）、平均失点77.9点（ウエスタンカンファレンス3位）である。ここ4試合の成績は1勝3敗と、今ひとつ乗り切れない形である事から勝利に向かって貪欲に戦ってくるであろう。

前節まで大阪はホーム6連勝中で、昨シーズンのファイナル4以来の対戦となった両チームは1勝1敗の星を分ける結果であった。沖縄は開幕から続く故障者が回復し、更にパルマーが加入した万全の態勢でゲームに臨んだ。第1戦は沖縄のゾーンディフェンスを大阪が崩す攻めてに欠き、65得点と得点を伸ばすことができなかった。また沖縄のオフェンスはパルマー、ニュートン、小菅、ディクソンが2桁得点するなど、内外郭共にバランスのいい攻撃に成功し大阪に勝利した。第2戦は大阪がペイントへのアタックからキックアウトされたパスの2Pジャンプショットを次々と沈め84得点した。沖縄は第2、3Qで合計17得点とオフェンスのリズムが掴めず53点と本来の実力が出し切れず敗れた。

ホームでウエスタンカンファレンス首位の滋賀を迎えた前節、連敗を喫した。大分は第1戦では前半フィンガーがポストプレイからペイントアタックして得点し、後半はターンオーバーを誘いファーストブレイクを出して、滋賀を苦しめ、第4Q残り5分まで両チーム得点を取り合うシーソーゲームで進む。最後は滋賀マーシャルのドライブ、3Pを止める事ができず敗れた。第2戦では第3Qまで大分ロティックが2回クオーターエンドに3Pを決めるなど孤軍奮闘するが、前日同様第4Q残り5分を切って滋賀マーシャルにファーストブレイクを決められると最後まで滋賀を捕まえる事が出来なかった。

大阪は前々節の滋賀戦から3連敗を喫していたが、何れも相手チームの2-3ゾーンディフェンスを崩せずで苦しんでいた。3連敗中の平均得点は65.3点であり60点台のトンネルを抜ける事が出来なかった。前節の沖縄戦での勝利は2-3ゾーンディフェンスを破るヒントとなる戦い方ができたが、それでもまだまだ答えが見つかった訳ではなさそうだ。大分は前節滋賀戦でディフェンスの時間帯で70％近く2-3ゾーンディフェンスの布陣を敷いていた事から大阪としては、この戦いで今シーズンのゾーンアタックを確立させたい。
大阪のオフェンスでは、滋賀は大分のゾーンディフェンスに対しマーシャルがウイングからのドライブやライス、ハミルトンがエルボーからのバスケットカットでペイント内で得点を重ねていた事から、大阪はこの形を勝利への一つのヒントとしたい。ディフェンスでは、ロティックのドライブ、3Pとフィンガーのポストプレイ、エルボー、ショートコーナーのジャンプショットに気をつけたい。

PLAYERS TO WATCH
注目選手

ウェイン・マーシャル

Wayne Marshall

ポストプレイでゾーンディフェンスを力強く破る事と、オフェンスリバウンドからチームのセカンドチャンスを作り得点していく活躍に期待したい。ディフェンスではフィンガーのポストプレイを抑えてリバウンドを取りペイントの攻撃を抑えたい。

勝又英樹

Hideki Katsumata

ゾーンディフェンスで守られる時間帯にウイング、（ショート）コーナーからジャンプショットを確実に決める活躍に期待したい。オフェンス、ディフェンス共にリバウンドに参加する事で、チームのチャンスを広げる活躍にも期待したい。