大阪エヴェッサ オフィシャルWEBサイト

新生大阪エヴェッサプレシーズンマッチ。相手は昨シーズンからリーグ参入した京都ハンナリーズ。昨シーズンはウェスタンカンファレンス5位に沈んだものの、元NBAプレーヤー、ラウーフの個人技、ラリーミのオフェンスリバウンドからの得点、それに加え澤岻、川辺の日本人選手たちから繰り広げられる多彩なフォーメーションプレイでその攻撃力は侮れないものがあった。そして今シーズン、澤岻とラリーミはチームを去ったが、元エヴェッサ、仲村直人、井上裕介の両選手を獲得。また、マイケル・フェイ、キブエ・トリムと海外リーグ経験パワーフォワード／センターを獲得し、インサイドの強化を図った。
対するエヴェッサは、昨シーズンまでエヴェッサでプレーしたライアン・ブラックウェルが指揮を取る。ヘッドコーチとしては未知数だが、本場アメリカESPNでも紹介されたようにライアンの母校シラキュース大学伝統の3：2ゾーンディフェンスをエヴェッサの新システムとして採用する予定だ。今までのマンツーマンディフェンスに加え、効果的に3：2ゾーンディフェンスを使い、シチュエーションにあったディフェンスを展開すればこれまで以上に失点を抑えられるはず。また、攻撃ではナイル、デイビッドの攻撃陣の要、2人の穴をどう埋めていくかが鍵となる。まずエヴェッサは今シーズンから採用されるオンザコート・2を見据えた補強として、ドラフトでガード、小淵を獲得。また、昨シーズン優勝チームの浜松・東三河フェニックスからフォワード、ウィリアム・ナイトを獲得と戦力補強にも抜け目がない。また、なんといっても昨シーズン途中から入団し、シーズン後半怒涛の10連勝を支えたジェイソン・クロッツが今シーズンはスタートから出場でき、その存在は他チームには脅威だろう。
エヴェッサにとっても、ハンナリーズにとっても今シーズン前半戦を占う上でいい材料となるゲームになるのでは。