大阪エヴェッサ オフィシャルWEBサイト

西地区3位 30勝20敗		西地区1位 32勝18敗

今シーズン既に6試合の対戦を終えて、エヴェッサが5勝1敗と福岡を圧倒している。しかし、前節緒戦では、10連勝と波に乗るエヴェッサを今シーズン初めてホームに迎えた福岡が、エヴェッサのお株を奪うファーストブレイクを連続で決め試合を優位に進めると、終盤、勝負どころのリバウンド争いでも強さを見せ、終始、主導権を握り続けた福岡が対エヴェッサ連敗ストップに執念を見せて今シーズン初勝利を挙げた。続く2戦目は、前日に連勝を止められたエヴェッサが、試合開始からエンジン全開。No.44リン、No.20ナイルの連続得点など第1Q終了時点で15点もの差を付け、終始2桁得点差を付ける余裕の試合運びで終わってみれば19点差の圧勝。
連勝を止められた緒戦の試合では、連勝中には見られなかった細かいミスが目立ち、そこを上手く福岡に突かれて自滅した感が強かった。しかし2戦目には、前日のミスをしっかり修正し、試合に勝つところは王者奪還を目指すチームとしては当然といったところか。驕りを捨てたエヴェッサ、しかも相手は連勝を止められた福岡。相手にとって不足はない。

5/6現在

PPG：平均得点　PAPG：平均失点　FG：フィールドゴール率　2PT：2ポイントシュート率　3PT：3ポイントシュート率　FT：フリースロー率　OR：オフェンスリバウンド　DR：ディフェンスリバウンド　TR：トータルリバウンド　AST：アシスト　STL：スティール　BLK：ブロックショット　TO：ターンオーバー　PF：パーソナルファール

福岡の1試合平均失点は80.6点。しかし、対エヴェッサに限って見てみると84.7点。この数字からすると、エヴェッサディフェンス陣は福岡の攻撃を抑えきれているようだ。

ウエスタンカンファレンス首位攻防最終ラウンド。1位から3位が最終週まで確定していない混戦のウエスタン。今回の成績次第でエヴェッサは3位になることも考えられるので、プレイオフに向けてとても重要な試合であるのはいうまでもない。
エヴェッサ、福岡ともに速い展開のバスケットを持ち味とするチーム。しかも、1試合平均得点82点台でウェスタンカンファレンス1位（福岡）2位（エヴェッサ）の攻撃力を誇る両チームの直接対決。ただ、福岡は対エヴェッサ6試合平均得点は74.3点で平均より8点ほど少ない。一方、エヴェッサは対福岡6試合平均得点は84.7点と、平均を上回る得点を上げている。エヴェッサとしては毎回の事ではあるが、ボールの扱い方が重要でミスのないプレイが要求される。簡単にボールを奪われたり、オフェンスでも1対1で強引なドライブなどで簡単にディフェンスリバウンドを取られてファーストブレイクに繋げられると、前節のように易々と福岡に勝機を与えることとなる。
今シーズンも残すところこの2試合を含めて、プレイオフ、そしてファイナル4のみ。福岡に敗戦を喫して以来、リズムを崩していたエヴェッサだが、前節京都戦での圧勝をうけチーム状態を上げてきた。プレイオフ直前、クライマックスは福岡でその鼓動を始める。