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ウェスタンカンファレンス・セミファイナル ゲームプレビュー vs. 滋賀レイクスターズ
今シーズン初対戦となった10月の滋賀での試合は連敗を喫した。2月に再び対戦した両チーム。今度はエヴェッサが攻守ともに圧倒し逆に連勝でリベンジを果たした。そして、地元大阪でのレギュラーシーズン最終戦は、No.21 ジェイソン、滋賀は元エヴェッサ戦士No.1 マーシャルの新戦力加入後、初めての対戦となった。熾烈を極めるウエスタンカンファレンス上位対決に加え、今シーズン最終決着、さらに、プレイオフ進出、ホームコートアドバンテージを賭けた試合は、お互いの意地と意地とがぶつかり合い、終盤まで手に汗握る好ゲームを繰り広げた。
緒戦、主導権を握ったのはエヴェッサ。1Qから攻守で滋賀を圧倒し2桁得点差ハーフタイムを迎える。後半も常にリードを保ち、優位に試合を進める大阪であったが、3Q終盤、滋賀の3連続3ポイントを皮切りに一時18点差あったリードも6点差まで縮められ3Q終了。ここから試合は一進一退の攻防となり4Qでは決着がつかず、オーバータイムへ突入する。そのオーバータイムではエヴェッサNo.20 ナイルの3ポイントで先手を取ると、勢いを取り戻し最後は滋賀のファールゲームにも確実にフリースローを決め、81-76で勝利した。
続く第2戦目は、前日とは全く異なり、滋賀が試合序盤からゲームの主導権を握り、エヴェッサ自慢の攻撃力を封じ込め、前半を終わって37-21と滋賀16点リードで折り返す。後半が始まっても滋賀の勢いは衰えず、エヴェッサはNo.1 マーシャル、No.31 城宝を起点に攻められ、3Q中盤で18点差をつけられる。何とか流れを変えたいエヴェッサはエースNo.44 リンを中心に攻撃を組み立てるも、点差はなかなか縮まらず13点差で3Q終了。焦りの色を隠せないエヴェッサではあったが、No.12 デイビッド、No.20 ナイルらの攻撃陣を中心に4Q開始から波状攻撃を開始。オフィシャルタイムアウトまでに6点まで縮める猛攻を見せる。タイムアウト終了後、エヴェッサはディフェンスで早めのプレッシャーを与え、滋賀に得点を許さず、逆にオフェンスでは、相手ディフェンスのプレッシャーをものともせず、ペネトレイションからファールをもらうと確実にフリースローを一本一本沈め、遂に残り1分に66-66の同点に追いつき、最後はNo.12 デイビッド得意の3ポイントシュートで試合を決めると、東大阪は興奮の渦に飲み込まれた。
参入2年目の滋賀にとってプレイオフ進出にはどうしても超えなければならないエヴェッサの壁は、またしても滋賀の眼前に立ちふさがった。
両チーム対戦時のスタッツのみを比べると、得点は両チームともチーム平均より下まわっており、エヴェッサは約7ポイント、滋賀は10ポイント少ない。フィールドゴール成功率で見ても、エヴェッサはシーズンでは43.8%で対滋賀戦に限っては41.5%、対する滋賀はシーズンではほぼエヴェッサと変わらない43.1%だが、対エヴェッサ戦に関してみれば37.5%と40%を下回る。
数字から両チームの対戦はディフェンスゲームの展開になるだろう。エヴェッサは6試合中4試合で滋賀を60点台に抑えていることから、このプレイオフでもシーズン同様に、まず、フルコートで相手ガード陣へのすばやいプレッシャーを懸け、滋賀のハーフコートオフェンスのリズムを作らせないゲーム運びをしたい。
次に、No.45 シーファー、No.2 ハミルトンの強力なインサイドの選手のペイントエリアでの動きを封じることだ。ハーフコートディフェンスになれば、チームのディフェンスシステムを徹底して遂行出来るかが勝負のカギとなってくる。
そして、もちろんNo.1 マーシャル、No.31 城宝の滋賀のスコアラー二人を忘れてはならない。前回同様、彼ら二人には徹底したマークをつけ、プレスをかけ続ける。特にNo.1 マーシャルは前回対戦した時のように乗せてしまうと苦しい展開に。
今シーズン対滋賀全6試合のスタッツ
EVESSA | STATS | LAKESTARS |
75.5 | PPG | 70.5 |
70.5 | PAPG | 75.5 |
41.5% | FG | 37.5% |
47.2% | 2PT | 43% |
26% | 3PT | 26.8% |
65.8% | FT | 57.3% |
12.8 | OR | 18 |
34.5 | DR | 34 |
47.3 | TR | 52 |
12.3 | AST | 12.7 |
6.2 | STL | 5.8 |
2.3 | BLK | 2.5 |
10.5 | TO | 13 |
23.3 | PF | 19.8 |
PPG:平均得点 PAPG:平均失点 FG:フィールドゴール率 2PT:2ポイントシュート率 3PT:3ポイントシュート率 FT:フリースロー率 OR:オフェンスリバウンド DR:ディフェンスリバウンド TR:トータルリバウンド AST:アシスト STL:スティール BLK:ブロックショット TO:ターンオーバー PF:パーソナルファール
レギュラーシーズンでの平均得点82.8ポイントは、リーグ全体で見ても浜松、福岡に次ぐ3位のアベレージだ。しかし、滋賀戦に限って見れば75.5ポイントと平均より7点ほど少ない。この一つの大きな要因は、前回も苦しめられた滋賀のゾーンディフェンスを攻めあぐねている事が挙げられる。
最後の対戦でも、前半、滋賀のゾーンディフェンスに苦しみシュートが決まらず、フィールドゴール成功率は22.8%(8/35)。後半はインサイドにボール集めてパワープレーに持ち込み、何とか勝利を収めたものの2試合通してゾーンディフェンスに苦しめられた。今回のセミファイナルでも滋賀はゾーンディフェンスは変えてこないはずだ。その時にNo.44 リン、No.21 ジェイソン、No.32 ライアンらをインサイドの起点として、アウトサイドからは、No.12 デイビッド、No.20 ナイル、No.33 ヒロらがバランスよく攻め、マークを固定させないように展開したい。
No.44 リン、No.20 ナイル、No. 12デイビッドらを中心とする破壊力抜群の攻撃は間違いなくリーグトップクラスだ。1対1で彼らを止めるのは至難の業、ゾーンディフェンスであろうが、マンツーマンディフェンスであろうが、エヴェッサ得意のファーストブレイク中心の速いバスケットに持ち込むことができれば、ゲームのペースはおのずとエヴェッサの方へ。
bjリーグ唯一の5年連続ファイナル進出を決めたウエスタンカンファレンス1位の大阪エヴェッサが王座奪還を誓い、その王座への階段を駆け上がろうとしている。一方、滋賀レイクスターズは昨シーズン参入2年目でbjリーグチャンピオンに輝いた琉球ゴールデンキングス同様、今プレイオフの台風の目となれるか。常勝を義務付けられたエヴェッサと、チーム創設2年目ながら未知数のポテンシャルを秘めた滋賀が神戸でクライマックスの幕を開ける。昨年、ファイナル4で敗退した屈辱を胸に、王座奪還を目標に掲げ、ブースターと共に戦ってきた今シーズンのエヴェッサ。実力伯仲のチームだけが集まるプレイオフでは、たとえエヴェッサといえど、そう易々とは勝ち進めないはず。そこで、昨年の高松とのプレイオフの時のような、ブースターの皆さんの日本一熱い声援が必要です。チーム、ブースター、サポートしてくださっている皆さんが、今シーズンのスローガン「一丸 - 1GWAN」の文字通り、一緒に戦ってください。
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まいど、まいどくんやで~ ゲームプレビューはどやった?ゲーム観に行きたなったやろ? セミファイナルは神戸で滋賀レイクスターズが相手や! チケット情報はこちら▼ http://www.evessa.com/news/detail.php?id=1743 チケットまだの人はここから買うてな~ ほんでもって、応援に行かれへん人はbjリーグチャンネル bjTVで楽しんでな。 次回のゲームプレビューも楽しみに待っててや~ |
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REPORT | 2010年5月12日 11:08
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