ウェスタンカンファレンス・ファイナルゲームプレビュー vs. 琉球ゴールデンキングス NEWS - ニュース大阪エヴェッサ公式サイト

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ウェスタンカンファレンス・ファイナルゲームプレビュー vs. 琉球ゴールデンキングス

WIN BACK THE CHAMPIONSHIP -ウェスタンカンファレンス・ファイナル-

今シーズン全8試合。昨年のウエスタンカンファレンス・ファイナルのカードが今季開幕戦で早くも実現。エヴェッサは4連覇を阻まれ王座奪還に燃えるシーズン初戦をアウェイ沖縄で迎えた。リベンジに燃えるエヴェッサは終盤、王者琉球を突き放して今シーズン初白星を挙げた。2戦目は、大黒柱のNo.50ニュートンを負傷で欠いた琉球であったが、王者の貫禄を見せつけ逆にエヴェッサから今シーズンの初白星を挙げた。
2度目の対戦となった11月のアウェイ戦、緒戦、前半をリードして折り返したエヴェッサであったが、第3Qに琉球の猛攻にあい、逆に5点ビハインドで最終Qへ。ここからエヴェッサはディフェンスでプレッシャーを強めると、琉球のミスを誘い得点につなげて逆転に成功、粘る琉球を開幕戦同様に振り切り先勝。続く2戦目は、第1Qから琉球が攻守にエヴェッサを圧倒。何度も琉球に詰め寄るも勝負どころでのミスが目立ち、終始琉球ペースでまたしても連勝ならず。
年が明けた1月と2月、エヴェッサのホームで対戦した両チーム。結果はいずれも、緒戦をエヴェッサ、2戦目を琉球が取るという互角の戦いで対戦成績は4勝4敗のイーブン。エヴェッサのホームでのレギュラーシーズン最終節は、エヴェッサはNo.44リンを、琉球はNo.50ニュートン、No.5マクヘンリーを負傷で欠き、ベンチプレイヤーの出来が勝負のカギとなった。試合は前半、ディフェンスで琉球を押さえ込んだエヴェッサであったが、オフェンスで得意のファーストブレイクでシュートミス、オープンなイージーシュートを落とすなど得点が伸びず、エヴェッサ1点リードで前半を終了。対する琉球は、第3Ｑ立ち上がりからNo.0小渕、No.13菅原、No.8与那嶺の日本人トリオの活躍で、第3Ｑだけで、16-31とエヴェッサを圧倒。終わってみると67-80で琉球が勝利。カギとなったベンチプレイヤーNo.0小渕の活躍が光った王者琉球がレギュラーシーズン最後の戦いをものにした。
王座奪還を目指すエヴェッサにとって、カンファレンスファイナルで琉球と再戦という最高の舞台が整った。レギュラーシーズンは、4勝4敗のイーブン。レギュラーシーズンの決着、そして、昨年の借りを返す絶好の機会は逃せない。

共にディフェンスからのファーストブレイクを得意とする両チームの対戦。スタッツを見てみると、エヴェッサの対琉球戦の失点は、シーズン平均より低い77.4ポイント。対する琉球はシーズンとほとんど差がない74.8ポイント。フィールドゴール成功率は、エヴェッサは琉球を40.8％に抑え、高さで勝る琉球相手に簡単にはシュートを打たせてないと言えるだろう。対する琉球も、エヴェッサを37.9％に抑え、共に持ち味のディフェンス力を発揮していることが伺える。エヴェッサとしては、レギュラーシーズン同様に、フルコートでNo.8与那嶺、No.5マクヘンリーらのガード陣にプレッシャーをかけて、オフェンスのリズムに乗せない事だ。そして、ハーフコートに入ってからは、No.3リーチに対するマークが勝負のカギとなる。No.3リーチの対エヴェッサ戦だけで見てみると、1試合平均得点は19.6ポイント、フィールドゴール成功率は脅威の58.7％だ。そして、最後の戦いとなった2月の試合でも負傷欠場のNo.50ニュートン、No.5マクヘンリーの穴を感じさせない孤軍奮闘の活躍を見せ、2試合で42点、フィールドゴール成功率は60.7％（17/28）を記録した。No.3リーチに簡単に得点されることが多くなればかなり苦しくなる戦いに。そのためには、セミファイナル滋賀戦のように、マンツーマンディフェンス、ゾーンディフェンスを使い分け、No.3リーチに良い形でペイントエリア内でボールを持たせないことが重要になってくる。次に、No.50ニュートン、No.5マクヘンリーの外国籍選手は勿論、No.0小渕、No.8与那嶺、No.13菅原の日本人トリオにアベレージ以上の活躍をされるとゲームが分らなくなる。インサイドのNo.3リーチ、No.50ニュートンを警戒するあまり、これら日本人トリオをオープンにするとノーマークでのフィールドゴールやドライブをされないようなディフェンスが必要だ。

今シーズン対琉球全8試合のスタッツ

EVESSA	STATS	GOLDENKINGS
74.8	PPG	77.4
77.4	PAPG	74.8
37.9%	FG	40.8%
43%	2PT	46.8%
21.3%	3PT	26.3%
76.9%	FT	61.9%
14.1	OR	17.3
33.3	DR	36.9
47.4	TR	54.1
10.1	AST	15.1
6.4	STL	4.5
3.1	BLK	4.8
8.8	TO	13
24.4	PF	16.3

PPG：平均得点　PAPG：平均失点　FG：フィールドゴール率　2PT：2ポイントシュート率　3PT：3ポイントシュート率　FT：フリースロー率　OR：オフェンスリバウンド　DR：ディフェンスリバウンド　TR：トータルリバウンド　AST：アシスト　STL：スティール　BLK：ブロックショット　TO：ターンオーバー　PF：パーソナルファール

王者琉球に対して、レギュラーシーズン全8試合での平均得点は74.8ポイント、フィールドゴール成功率は37.9％と抑え込まれているエヴェッサ。だが、この数字も2月までのエヴェッサだ。3月以降の終盤に直接対決がなかった両チーム。その3月から4月にかけて10連勝するなどして、調子を上げてきたエヴェッサは、前半戦の得点力欠乏症が嘘のように攻撃的なチームとなり、シーズンを終わってみれば1試合平均得点は82.8ポイントのリーグ3位。No.44リン、No.20ナイル、No.12デイビッドらの攻撃陣は間違いなくリーグ随一だ。高さで勝る王者琉球でさえ、彼らを中心とする攻撃を止めるのは容易ではない。しかし、その攻撃力を持ってしても、不安が無いわけではない。セミファイナルの対滋賀戦でも滋賀の高さのあるゾーンディフェンスに苦しめられたからだ。琉球もレギュラーシーズン最後の戦いで、No.3リーチ、No.51スティンバージと高さのある選手を投入してゾーンディフェンスを敷き、エヴェッサのオフェンスのリズムを狂わせ、得意のファーストブレイクに繋げて勝利している。このカンファレンスファイナルでも琉球のゾーンディフェンス攻略が勝負の行方を占うカギになって来ることは間違いない。そのためにはリーグトップクラスの破壊力を遺憾なく発揮しなければならない。

2月に今シーズン最後の直接対決が終わった後、両チームの置かれる状況は徐々に変わっていった。エヴェッサは10連勝を記録し、破竹の勢いで一気にウエスタンカンファレンスの首位に躍り出し、対する王者琉球は、シーズン序盤にスコアラーの一人No.6金城を負傷で欠き、年明けには大黒柱のNo.50ニュートンまでもが負傷で戦線離脱するなどして、チーム状態は万全とは言えない。しかしながら、激戦のウエスタンカンファレンスを2位で通過し、プレイオフを勝ち上がってくるところは、やはり王者としてのプライドか。
bjリーグ創設から5年連続ファイナル進出、今や押しも押されぬbjリーグの盟主になったエヴェッサが、避けては通れない相手、いや、是が非でも倒しておかなければならない王者琉球との熱い戦いが始まろうとしている。
昨年、エヴェッサが有明に忘れてきてしまった大切なもの…チャンピオンシップとプライド。そのプライドを取り戻すため、琉球は倒すべき相手。また、有明に集うチーム、クラブ、スポンサーの皆様、サポートしていただいたボランティアスタッフの皆さん、そして、ブースターのみんなと共にチャンピオンシップを大阪に！


		まいど、まいどくんやで～ゲームプレビューはどやった？ゲーム観に行きたなったやろ？ウェスタンカンファレンス・ファイナルは有明で琉球ゴールデンキングスが相手や！う～ん、いやがおうにも気合入るな～。よし！まいどくん、有明まで走って応援しに行くわ！！ほんでもって、応援に行かれへん人はbjリーグチャンネル bjTVで楽しんでな。次回のゲームプレビューも楽しみに待っててや～